施術の流れ
①問診票の記入
現在お困りの症状や既往歴をはじめ、生活習慣に関して、いくつかの質問にご記入していただきます。
②問診
問診票を元に、より詳しい内容を聞いていきます。例えば、過去に手術の経験や事故などがある方には、その時の状況や経過を聞いていきます。これは身体の問題を見つけていく上で、重要な手がかりとなる場合があります。
③検査
姿勢や骨格の異常だけでなく、内臓や神経も含めた全身の評価を行います。
④治療
検査を元に身体の問題点の根源となっている部分に施術を行います。
⑤休息
施術後は治療効果を最大限に引き出すために、少しの時間(5〜10分)お休みいただきます。
⑥再検査
施術後、身体の状態を確認します。確認後に次回の施術までの間隔や今の状態、施術後の注意点を説明し終了になります。
施術後の注意点
①安静
施術後から身体は変化していきます。特に緊張が緩んでいる状態で過度な運動や痛みのある動作をする事で不適切な反射が再現されてしまう可能性があります。したがって施術当日から翌日は特に安静にしていただく事を推奨しています。
②水分補給
これは治療により緊張していた筋筋膜組織が弛緩することで血管へ放出されて増加した代謝老廃物の除去を促すことになります。また2〜3日程度のアルコール摂取を控えていただくことも推奨しています。したがって施術後は充分に水分補給をしてください。
③治療後の痛みや倦怠感について
全体の患者さんの約30%程度は、治療の1〜48時間後に全身性の痛みや感冒症状を経験することが多くあります。たいていは治療後の翌朝に反応が起こり、1〜3日持続しますがほとんどの場合は1日でおさまります。特に初めての施術や症状の強い方によく起こります。
参考文献
オステオパシックメディスンより
施術方法について
当院はオステオパシーの原理原則に基づき、これから紹介する施術を用いて治療します。
筋膜リリース
筋膜の動きの悪い部分に対して、筋膜組織がリリースするまで負荷をかけ、動きを回復させる方法となります。
マッスルエナジーテクニック
患者さんのわずかな筋収縮を用い、関節を緩めて可動性を高めます。筋の緊張を正しくコントロールできるようにし、循環も改善されます。
ストレインカウンターストレイン
身体を最も快適なポジションにすることで、身体の問題部位を解放(ゆるめる)することができます。急性期から対処可能な非常に穏やかな治療法です。
内臓マニュピレーション
内臓の問題は臓器に限らず、それに関連する筋膜、神経、血管、骨格、リンパ管の可動性や運動性に大きく影響を与えます。したがって内臓を正しく機能させることは身体にとって非常に重要となります。
高速低振幅スラストテクニック
素早く瞬間的な力を用いて、関節の制限を正しい位置になるように矯正します。矯正時にポップ音(パキッ)がする場合がございますが、オステオパシーでの矯正は安全性が高いものとなっております。
リガメンタス
関節内の靭帯の張力を整え、関節を正しい位置に回復させ正常な靭帯の機能を取り戻す方法となります。
ジェネラルオステオパシートリートメント
全身の関節をリズミカルに動かしていきながら、身体の構造を調整し機能を回復していきます。流れとして全身をみながら、問題がある場所を局所的にみていきます。
頭蓋仙骨療法
血液やリンパ液、それに脳脊髄液などの体液の流れを促す療法です。頭蓋の動き・と仙骨の運動を調整し脳を包む硬膜の緊張を取り除きます。これにより自律神経系の改善や自然治癒力を賦活します。