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ストレスが免疫を低下させる

ピエロ達がいる素晴らしいサーカスが到着すると、20頭のロバが薬を運んでくるよりも、はるかに大きい利益が街の健康にもたらされる

トーマス・シデナム医師(Dr.Thomas Sydenham)

 


今回はストレスについてのお話。

 

今回も、こちらの書籍を参考にさせていただいています。

オステオパシックメディスン

 

 皆さんもストレスが身体に与える悪影響について、なんとなく理解はされていることと思います。これまでも歴史を通して、医療研究者や臨床家たちが健康や病気に対するストレスの影響を観察し、報告をされています。しかし健康や病気に対するストレスとその影響を定義するのは難しい。

 これはストレスに対する個人の反応は、ストレスの種類、ストレスの慢性化、遺伝的素因、健康状態、心理学的要因、対処の戦略、これらの要素間の相互作用といった無数の要素に依存していることが要因と考えられます。

 しかしながら、過去数十年にわたって精神神経免疫学(以下PNI:psychoneuroimmunology)の研究者による重大な発見があり、臨床的に意義のある進歩が起こっています。

 

 今回はその中のデータを3つご紹介。

 

  • 動物モデルによる初期のPNI研究では、ストレスが急性の感染や炎症に関係することが見出されています。研究ではマウスが心理的ストレスにさらされると、単純ヘルペスウィルス感染症の発症リスクが高くなることが判明し、別の研究では心理的ストレスを受けたラットは、関節炎に罹患しやすいことが実証されています。

 

  • 心理的ストレスへの反応による感情症状の重症度がナチュラルキラー細胞(以下:NK細胞)の活性と関係している。つまり、抑うつなどの情動症状の重症度が高くなればNK細胞の活性はより低下するということが実証されている。※NK細胞とは、リンパ球の一種で、体の中で、ウィルスに感染した細胞や、一部の癌細胞を認識して障害する細胞のことです。

 

  • 急性ストレスには免疫系が反応して活性し、慢性ストレスにさらされると免疫応答が抑制されることが示されている。慢性ストレスは創傷治癒の遅延や長期的な免疫の変化に関わりがある。つまりストレスが全て悪いわけではなく、重症度や急性か慢性かでも影響に差があるということ。

 

 このようにストレスが免疫に顕著に影響をするということは立証されています。こうなると次に気になるのが、「ストレスの軽減で身体の免疫応答を調整できるのか?」この点における研究もあり、リラクゼーションの介入によって免疫の増強や炎症反応が減少したことを示した報告もあります。

 

 これらを踏まえると昨今のコロナウィルスによる外出自粛や生活に与える影響が、ストレスを高めるという結果を起こしていたと考えると、何か皮肉な感じに思えてきます。今後の生活スタイルを考える上での参考にしてもらえると幸いです。

 

 当院に施術に来られる方々の約7割から8割の方は施術中に眠られることがほとんどです。もちろん治療をするのが施術の大前提となりますが、リラクゼーションを目的に来られるかたも多く来院されています。ぜひ一度、心身共に改善へと導くオステオパシーを当院にて体感してみてください。

 

 

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