お知らせ

アメリカ研修、感動の日々!

オステオパシー医科大学での研修

今回は先日参加したアメリカでの解剖学実習についてご報告いたします。この研修は今後の私の治療家としての道において、非常に重要なものでした。想定を遥かに超える収穫に毎日が感動の連続でした。日本の治療家やオステオパシーを更に牽引していく原動力になりました。

 

研修の概要

  • 主催 ジャパン トラディショナル オステオパシーカレッジ(JTOC)

  • 日程 2024年5月25日〜6月2日

現地までの移動に1日以上かかったため実質、

現地滞在は6日間でした。

 

大学内は勉強する環境がとても整っていて羨ましい限りでした。まだまだ写真はありますが、またインスグラムから投稿します。

  • 目的 世界で初めて設立されたオステオパシー医科大学の見学、オステオパシーの歴史と最新の解剖学実習を体験するため

 

研修内容の詳細

  • Mr Jason Haxtonさんのご厚意でカークスビルを観光

  • 「ATSU」博物館でオステオパシーの歴史に触れる

Jasonさんと記念撮影。本当にお世話になりました。

大学内の博物館。当時の手技で使っていた器具やベッドなど時代を感じさせるものが多数展示されていました。また様々な模型などもありました。

ここで私は「A.T.stillの銅像」を一目惚れで購入してしまいました。持って帰るの大変でした。。

  • アンドリュー・テイラー・スティル先生の墓地に参拝

滞在期間中に2回お参りに行きました。奥に見えるのが墓地です。still先生のお墓自体は掲載は控えさせていただきます。手前の看板には「Osteopathy st」の文字。「オステオパシーの道」が実際にありました。

  • 「ATSU」学内にて解剖学実習(4日間)

写真は今回の解剖実習の監督、ハウザー先生。正直4日間はとてもハードでした。ご献体にメスを入れて身体の各部位ごとに全身を診ていきます。実際に触ったり身体の繋がりを観察することは、イメージを構築する上でとてもヒントになりました。また個人的な要望にも答えていただき感謝です。

休憩の合間。結構疲労が溜まってきています。

解剖の写真は一切掲載は出来ませんが、見たこともない、触ったこともないものを感じることができて、毎分感動の連続でした。

  • 「ATSU」学内にて超音波の実習

超音波講義後に教壇にて記念撮影。ここは200名くらいが同時に施術の練習ができるスペースがあり、壇上には巨大スクリーンがありました。日本で考えると贅沢すぎる環境でした。

  • 修了証の授与、パーティー

テストはなんとか合格して修了書をいただきました。私の左はハウザー先生、右はコンドラシェフ先生

A.T.stillと記念撮影(still先生ご本人ではありません 笑)私たちのためにコスプレしてお越しくださいました。こういう配慮が嬉しいです。

成果と今後について

  • オステオパシーというのは非常に繊細な技術

オステオパシーは身体を作る全ての構造を診ていきます。骨、筋肉、血管、内臓、神経など。当然皮膚から質感や目印を頼りに解剖をしていきます。したがってより具体的なイメージが施術の鍵となります。今回の解剖学では実際のご献体にメスを入れて身体のつながりや実際の質感を自分の手や目で感じていきます。帰国の途中に友人を治療しましたが、もうすでに頭の中のイメージと感覚が向上しているのを確認しました。今後、患者さんを診ていく上で、今までよりも数段上のレベルで診ていく事ができると確信しました。

  • 「何」をするか?よりも「なぜ」するか?の方が重要

昨今、施術の方法ばかりに意識を向けている施術家を私はよく見かけます。自分も昔はそうでした。私の好きな考え方に「答えは患者の中にある」というオステオパシーの哲学があります。今回の研修でもこの真意を確認できたように思います。臨床では「what」ではなく「why」や「How」の部分にフォーカスすることがとても重要であると再確認しました。私たち施術家はオステオパシーの哲学と解剖学、生理学の基礎があれば、いかなる局面でも自分で方法を編み出すことができると思います。A.T.still先生の歴史やカークスビルという地に来たことで、よりこれらの考え方が身についたように思います。

明日からの施術が楽しみです。

  • 語学について

今回、目的の一つに現地の方々と英語でコミュニケーションと取る!というミッションがありましたが、全然うまく話すことはできませんでした。準備不足を感じましたし、英語が話せることで広がる世界を改めて感じました。これらの経験から一つ言い切れることは、「私は英語を身につける」と決めました。これからは臨床と合わせての勉強ですが、目標が出来たんで頑張りたいと思います。

 

最後に

 この貴重な研修の機会を与えてくださったJTOC学長の下村彰慶先生に心より感謝申し上げます。旅の案内や準備に尽力してくださったJason Haxtonさん、そしてATSUの解剖学講師の皆さん、素晴らしい講義をしていただいたコンドラシェフ夫妻にも深く感謝いたします。

また、この旅の間、一緒に学びを共有した2期生、1期生の皆さん、旅の全てで通訳をしていただいた香川さんに感謝の気持ちを伝えたいと思います。ほんまに最高でした。

そして何よりも、今回の研修に快く送り出してくれた私の家族(由比、十咲)に、心からの感謝を捧げます。皆さんの支えがあってこそ、私はこうして今も成長し続けることができています。

ありがとうございました。

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