身体からのメッセージ!
健康からの逸脱には原因があり、原因はある特定の場所に存在する。オステオパスの仕事はそれ(原因)を見つけ出し、取り除くことであり、病気を押しやり、健康を取り戻させることである。At.still 以前に「オステオパシーとは?」の説明にて、身体の構造に問題があれば機能にも問題が生じるといった考え方を説明させていただきました。では身体の構造はどのようにみていくか?今回は身体の構造における問題点の見つけ方についてのお話です。今回の内容を把握していただけることで、ご自身でもお身体の状態を確認することが可能になります ...
身体の不調、その本当の意味は?
人体は生命と呼ばれる見えない力によって働く機械であり、それが調和して働くには発生点から終着点までの血液、神経、動脈が自由でなければならない。AT.still 今回は自律神経についてのお話し。 まず自律神経は簡単に説明すると、内臓の働きや代謝、体温などの機能をコントロールし、自分の意思とは関係なく1日中休みなく働き続けています。自律神経には、活動している時や緊張している時に活発になる『交感神経』と、リラックスしている時に活発になる『副交感神経』があります。この2つはまた、1つの器官に対して ...
ストレスが免疫を低下させる
「ピエロ達がいる素晴らしいサーカスが到着すると、20頭のロバが薬を運んでくるよりも、はるかに大きい利益が街の健康にもたらされる」 トーマス・シデナム医師(Dr.Thomas Sydenham) 今回はストレスについてのお話。 今回も、こちらの書籍を参考にさせていただいています。 オステオパシックメディスン 皆さんもストレスが身体に与える悪影響について、なんとなく理解はされていることと思います。これまでも歴史を通して、医療研究者や臨床家たちが健康や病気に対するスト ...
動脈により身体は成り立っている。
今回は動脈血についてのお話し。 そしてまた今回も、こちらの書籍を引用させていただきます。 オステオパシックメディスン 監修 アンソニー・G・チラ 監訳 下村 彰慶 オステオパシー創設者のAT still(アンドリューテイラースティル)の言葉を引用すると、 「動脈の法則は至高である」 私たちオステオパシーに携わる者には特に響くはずです。 これほど説得力のある言葉はありません。 どう言うことか? 動脈は体内に栄養や酸素を運ぶだけでなく、免 ...
浮腫や冷えの原因は「呼吸」にあり
今回のテーマは呼吸について。 そして、今回も参考とする書籍は、 オステオパシックメディスン 監修 アンソニー・G・チラ 監訳 下村 彰慶 まずみなさん、横隔膜はご存知でしょうか? 焼肉で言うところの「ハラミ」ですね。 下の写真では肺の下にあるピンク色の横のラインが横隔膜になります。 ①ここで横隔膜の動きについて確認します。 息を吸うと、横隔膜は下がります。 息を吐くと、横隔膜は上がります。 意外と息を吸うと横隔膜が上がる ...
腰痛を理解する
今回は誰でも一度は体験したことのある腰痛についての内容です。 当院での腰痛の患者さんを診ていく上で、重要な所見や診断方法について説明させていただきます。 今回参考とする書籍は、 オステオパシックメディスン 監修 アンソニー・G・チラ 監訳 下村 彰慶 腰痛を理解する今回の投稿は診断方法について これら3つの点はご自身でも確認することができます。 急性か慢性か 痛みは安静時か運動時か 関連痛について ①急性期 ...
オステオパシーって何ですか?
オステオパシーって何ですか? よく聞かれます。 当院では初診の患者さんには、 オステオパシーについてなるべく分かりやすく説明をさせていただいています。 改めて簡単にオステオパシーの特徴的な3つの点に関して説明すると、 ①人間の身体は、身体の各部位と繋がりがあり、身体全体として1つとなっています。したがって身体の一箇所に問題が起これば、他の部位にも影響を与えることになります。 例えば、下記の写真を見てください。女性が自分の右手で衣服を引っ張っています。当然女性の左 ...
免疫と酵素②
前回の内容で酵素とは何か?加熱食の危険性、腸の重要性について説明させていただきました。 今回は実際の酵素の取り方について具体的に説明。 僕なりの断食をお伝え出来ればと思います。 そして今回参考とさせていただくのは、 祥伝社「酵素」の謎 〜なぜ病気を防ぎ、寿命を伸ばすのか?〜 鶴見隆史 著 フィット・フォー・ライフ ——健康長寿には「不滅の原則」があった!ハーヴィー・ダイアモンド、著 b.のフィットフォーライフでは、食べ方の原則が具体的にかつ的確に書かれています ...
免疫と酵素①
最近のコロナウィルス関連のニュースを見るたびに思います。 自分がもし感染した場合、重症化するか否かの違いは、免疫力によって左右されるんだろうなと。 では免疫力をつけるには? 食事?運動?睡眠?ストレス? どの項目も免疫にとっては重要となります。 今回はその中でも食事における「酵素」についてのお話し。 参考とさせていただく教書は、 祥伝社 「酵素」の謎 〜なぜ病気を防ぎ、寿命を伸ばすのか?〜 鶴見隆史 この本の中では、 ① ...
サトルの聖書
ほとんど更新せず、変化や内容のないブログを、たまにのぞいていただきありがとうございます。臨時休業の事もあり、時間ができたので様々な事を見直しています。 ブログもそのひとつ。 僕自身は過去に前のめりすぎるくらいスポーツにのめり込み、その後、医療職に携わってきた経験を踏まえて、この場で皆様に有益な情報を発信していければと思います。 どういう形でお伝えするか? 僕自身、様々な本を読んだり情報を聞いたりするのですが、頭に残っている事ってごく僅かなんですね。そして忘れる。。さらに ...
【25歳 女性】左肩痛、脊柱側弯症
お名前:M 性別:女性 年齢:25歳 住まい:大阪府 職業:理学療法士 ①治療を受ける前の症状 左肩こりがあり、頭痛や首の曲げにくさがありました。また腕も上がりにくかったです。脊椎側弯症の影響もあり、腰痛と下肢長差が生じ、右足が地面についていないような感覚がありました。 働き始めてからは、学生時代と同様に腰痛がひどく、起き上がれないこともありました。現在も介助するときや移動中に電気が走るような痛みがありました。 ②治療を受けてそれらの症状はどう改善(変化)したか? 左肩の痛みが ...
【21歳 女性】腰痛
お名前:磯部 璃音 性別:女性 年齢:21歳 住まい:大阪府 職業:学生 ①治療を受ける前の症状 4、5年前から主症状として腰痛があります。日中痛みがあるわけでは無く、起床時や長時間の同姿勢により、痛みや腰部の重だるみが感じられます。他に左脚の内転筋周辺が時々痛む時があったり、開脚をした際に同部位がストレッチとは違うちぎれそうな感覚に陥ります。少し気になることとして、左肩挙上時の違和感、時々起こる便秘、耳鳴り、頭痛があります。 ②治療を受けてそれらの ...